【プチ編曲講座#19】クラスターを起こす??
こんにちは!今日はクラスターボイシングについてです。
コロナで一躍有名になったクラスターという言葉ですが、密集という意味のようです。
簡単にいうと、すぐドレミファソ、とスケールの順番に音を積んだ状態です。
前に、クラスターは山下洋輔だと言っていた人がいました。
ピアノをこぶしで叩いたり肘で叩いたりする奏法のことを言ってますが、譜面に書くとなるとある程度のルールにのっとる必要がありますので説明していきたいと思います。
ルール① トップノートとセカンドノートの間は3度にする
ルール②アバイラブルノートスケールに準ずる、ただしアボイドノートは避ける。
というところでしょうか。
早速、例を使って説明してみます。
ex1 F7 トップノートミb フルート4声
ボイシングは
下 → 上
ラ シ ド ミb
となります。
この場合アバイラブルノートスケールは
Fリディアンドミナント7thスケールを採用しました。
アバイラブルノートスケールとは、あるコード上でボイシングに適用することスケールのことです。
今の例ですと
F Lydian Dom. 7th scale
ファ ソ ラ シ ド レ ミb
というスケールを採用したということです。
何故 F7でこのスケールなのかという話はいずれ。
今回はトップノートがミbですので
一個下のレを飛ばして
ミb → ド → シ → ラ
と音を下に積んでいきました。
クラスターはこのように各声部ごとの距離が近いので、フルートやミュートトランペットなど音域の高い楽器で使います。
続きはまた明日
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