【プチ編曲講座#20】アヴァイラブルノートスケール
こんにちは!今日は Available Note scale について書こうと思います。
これはあるコード上で使用できるスケール、という意味です。
よくジャズの理論書で初めの方に出てきますが、ここで注意。
ジャズの理論書を読む大抵の方は、ジャズのアドリブをできるようになるためには、ジャズ理論なるものが必要なのでは?となんとなく思っている場合が多いですが、
ジャズ理論の本は大抵、ジャズアレンジの理論が書いてあります。
ですからAvailable note scaleとか覚えてもアドリブではあまり使いません。
アドリブはスケールではなく、まずひとつひとつの音を耳で捉えることから始まりますので、いきなりスケールでやろうとすると、ただスケールの音が並んだだけになります。
おっとこれについてはいずれ。
さてAvailable note scaleは、主に
クラスター
4thビルド
5thビルド
など3度を重ねたボイシングではない場合をメインにとりいれます。
コードのテンションノートとして取り入れられる音をスケール化するイメージでもあります。
例CM7
ド ミ ソ シ レ ファ ラ
1 3 5 7 9 11 13
(11はアボイドノート)
順番を入れ替えると
ド レ ミ ファ ソ ラ シ
1 9 3 11 5 13 7
これがCM7のアブァイラブルノートスケールの一つで、Cメジャースケールと同じになります。
4声のコードにテンションをなるべく加えて、下から順番に音を並べ直したものがアブァイラブルノートスケールだと考えていいと思います。
次回はまた例で説明したいと思います。
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